6、正常化の偏見と認知不協和

防災教育の目的は言うまでもなく命を守る事です。実際に災害が起こった時に命を守れるかどうかは、肝心な時に逃げられるかどうかにかかっています。したがって、いくら防災の教育を受けて知識があったとしても、肝心な時に逃げずに命を落としてしまうのであればそれは防災教育として失敗です。肝心な時に逃げられるようになるには、防災教育によって防災意識を高め、災害の時に判断や決断が正しく行えるかどうかが重要です。

その判断や決断を行う時に理解しておいて欲しい事が2つあります。

一つは「人は自分の死を前提にものを考えられない特性がある」という事です。具体的な話として、津波常襲地域において実際に地震があった後に、住民に対して実施されたアンケートの結果があります。「地震の後、津波が来るかもしれない事を思い浮かべましたか?」という質問には87%が思い浮かべたという回答をしました。さらに、「実際に津波は来ると思ったか?」という質問に対しては63%が来るかもしれないと思ったと回答しました。しかし次の質問では大きく結果が異なります。それは「自分の身に危険が及ぶと思ったか?」という質問には29%の住民が「自分の身に危険が及ぶと思った」と答えました。これはよく言われるところの「正常化の偏見」という心理状態で人間を行動に移させない非常に基本的な要因の一つです。自分は関係ないと思った方は次の質問を考えてみてください。

「今ここで阪神大震災級の震度7の揺れがあったとします、皆さん1分後に何をしていますか?」

この質問に対して、多くの人は「机の下に入って揺れがおさまるのを待つ」と答えます。落下物を避けるという意味では正しい行動でしょう。続けて「5分後には何をしていますか?」と聞くと「建物から出て安全なところに避難する」と答えます。さらに「10分後は何をしていますか?」と聞くと「瓦礫の下に埋まっている人を救出している」という答えが返ってきます。

気がついた方もおられると思いますが、誰一人「自分が瓦礫の下に埋まっている」と答える人はいません。

人間は自分が死ぬという思考を極力避けて生きているのです。人は人生において何度か死を意識する時があります。それは大きな病気をしたとき、事故にあったときや、不幸な事以外では、子どもが産まれた時に、この子が大きくなるまで生きているだろうか、と考えて、万一の備え保険を契約するような事もあると思います。しかし、災害が起きて避難指示が出ても誰一人として「自分が死ぬ」と想定が出来ないのです。

二つ目は「認知不協和」という事があります。簡単に言い換えると「わかっちゃいるけど・・・」という事です。例えば、試験前に勉強しないといけないのがわかっているけれども出来なかったりすることです。津波常襲地域において警報が出たときは逃げなければいけない事を住民はみんな分かっています。しかしいざという時に「今がそのとき」と思えない。「頭ではわかっているけど行動がともなっていないという状況」がたくさん出てくるわけです。そういう状況で人間がどういう行動を取るかというと、「逃げない自分を正当化する理由」を探します。その理由は簡単に見つかります。それは過去に警報が出て避難勧告があったときに津波が来なかった。あるいは隣の家の人は逃げていないとか、どんな理由でさえ自分の行動を正当化する理由を探すように人間は出来ているのです。そして正当化する理由が1つでも見つかればもう逃げない事になってしまう。

まとめると、住民は「正常化の偏見」によって逃げない、そして情報収集に走る、その間避難が遅れる。そして避難しない自分を正当化する理由を探すと簡単に見つかる。このように心理的にガチガチに固められてしまって結局逃げられないという事になります。肝心な時に判断や決断が正しく行えるように、こういった人間の特性をしっかりと理解しておく事が、防災意識の高めていくには必要です。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

5、「津波てんでんこ」の正しい使い方

東日本大震災の後、防災においてよく聞く言葉に「津波てんでんこ」があります。
この言葉の意味は「津波のときは、てんでんばらばらで逃げろ」という意味になります。
補足すると、お父さんもお母さんもお兄さんもお姉さん、妹も弟も子どももおじいちゃんもおばあちゃんもみんなバラバラに人の事を気にせず自分だけ逃げなさいという意味です。
聞き様によっては極めて薄情なアドバイスに聞こえます。果たして親が自分の子どもを置いて逃げる事ができるのでしょうか。

おそらくそのような事はこの言葉を単純に聞いただけでは出来ないでしょう。皆様にも大切な家族がおられると思いますが、もしも大きな地震があったとき、家族と一緒でなければ、まずは安否を心配するでしょう。もしあなたが外出していて、さらに携帯電話がつながらなければ身内が自宅にいるはずであれば自宅に確認にいくのは当たり前の事です。普通の人間ならそうします。しかしこの言葉を先人たちが残してくれたのには理由があると思います。それは当たり前の「家族の絆がかえって被害を大きくする」という悲しい歴史を繰り返してきたからです。どういう事かというと、子どもが家にいて親が買い物か何かで出かけている時に大地震が来たとします。子どもは地震が来たら津波が来ると教えられていたのですぐに高台に走って逃げました。しかし親は子どもが心配で本当に逃げたかどうが確認しに家に帰ってしまい、津波に巻き込まれて死んでしまいました。親が子を思う気持ちが仇になって親だけが死んでしまう。又は親子双方が心配になって戻ってきて一家全滅してしまう。このような悲劇が幾度と無く繰り返されてきました。

つまり「津波てんでんこ」という言葉を家族全員が正しく理解して行動しないと全く意味をなさない言葉になってしまうのです。具体的には以下のように理解するべきです。

まずは大人も子どもも一人一人が自分の命に責任を持つという事です。そしてさらに家族全員が自分の命は自分で守るという事を認識していると信頼しあう事です。子どもは「お母さんはきっとちゃんと逃げてくれているだろう、だから僕も決めていた場所まで逃げればお母さんと必ずあえる」と考えて逃げる、お母さんは「うちの子は絶対に逃げているはずだ」「どの避難所かわからないけど、まずは逃げて生き残ってから探しにいけば必ず見つかる」「自分だけ逃げ遅れて悲しい思いをさせてはいけない」このように家族全員に信頼関係があってこそはじめて成り立つと考える事が「津波てんでんこ」の正しい理解なのです。

家族全員が自宅に全員いる時間に地震や津波が襲ってくるとは限りません。むしろ現代においては平日の日中は両親共働きで子どもは学校や保育所にいっている事のほうが多いはずです。いざという時にどこに逃げるか、どうやって連絡を取り合うかという事を決めておく事は大切です。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

4、脅しの教育、知識の教育、姿勢の教育

自動車の免許をお持ちの方は3年ないし5年に1度更新にはいかれた事があるかと思います。その時に見せられる30分程のビデオでは自転車が飛び出してきて車と衝突したり、交差点で右折者が突っ込んできて事故をする映像を見せられます。確かに殆どの方はその後運転をするときにはビデオで見た内容を覚えていて安全運転を心がけると思います。しかし人間は恐怖という感情をかかえたまま生きていくことができません。人間には都合の悪い事を忘れるという能力が備わっています。そのおかげで恐怖心によって感じたストレスを解消して精神の安定を保てるわけです。

防災においてこのような脅しの教育が行われる事があります。例えばスマトラ島や東日本大震災の津波の映像を見せられて、津波は怖い、死にたくなければ逃げなければいけない。確かにその時は頭では逃げないといけない事はわかります。しかし前述のように時が立てば忘れてしまいます。さらにそんな津波の来る危険のある地域にこのまま住みたいとも思わないでしょう。だからといって、他の地域に引っ越したからといって、洪水があったり山崩れがあったり命の危険が完全に無くなるわけではありません。また、津波の危険のある地域といえば海の近くです。わが国日本は四方八方海に囲まれた国家であり、長い間海の恵みを享受してきました。にもかかわらず海が怖いぞと一面だけを切り取って教えることが正しい教育ではありません。

また、防災教育においては単純に知識だけの教育だけでは足りません、なぜなら、過去にここまで津波が来たとかいう知識は時に想定にとらわれる事になるからです。またその知識すら過小評価を知らず知らず行ってしまい、いざという時の判断を間違える事にもなります。人間は自分にとって都合の悪い事は低く見積もり、自分にとって都合の良い事は高く見積もる性質があるからです。例えば交通事故で年間約4000人の方が亡くなっておられます。しかし自分が交通事故で亡くなると思っている人はいるでしょうか。逆に年間4000人しか当選しない宝くじに対して行列を作って買い求め、買ったときにはあたかも当選してさらにそのお金をどのように使うままで想像をした事はありませんでしょうか。同じ4000人という数字でも自分にとって都合が良いか悪いかでこうも違うのです。

つまり、「脅しの教育」も「知識の教育」も間違いなのです。防災教育においては人間のこういった心理的な特性を踏まえた災害に向き合う「姿勢の教育」をしていないといけません。

沿岸部であれば津波に正しく備えることが、その地に住むための作法であって、大自然のからの恵みをたくさん享受して、豊かな生活を送れているからこそ、時に自然のふるまいに対しても上手に付き合いをしないといけないという「姿勢」から教えるべきでしょう。

 

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

3、自分の命を守る知恵を子どもにどう教えるか

目の前に人が倒れていたら助けるのは人として当たり前の事です。特に日本においては万が一人通りの多い道で倒れた場合、異常に気が付いた誰かが通報してくれたり、応急措置をしてくれたりしてよほどの事の無い限り見捨てられる事は無いでしょう。

しかし、日本以外の国ではそういう常識が通用しない場合があります。
例えば隣国の中国ではこういった話を聞いたことがあります。

道に人が倒れている時に周りを通りかかる人が無視をして助けようとしないのです。無視して歩いている人に理由を聞いてみると、過去に誰かが倒れている人に話しかけたところ、いきなり叫び出して殴られたと大騒ぎをし、警察を呼ばれて、和解金を請求された事を聞いたことがあるから怖くて助ける事ができないと。この話が本当であれば、人のやさしさを踏みにじる、許せない詐欺行為です。

また、アメリカで子どもが学校で教えられている中でこんな話があるそうです。
「街を歩いている時に、1人倒れていたら助けてあげよう、2人倒れていたら注意しなさい、3人倒れていたら逃げなさい」
これはどういう意味でしょうか、おそらくは銃を持つ事が許されているアメリカにおいて、3人も人が倒れている時は明らかに何か危険な事が今まさに起こっているという事が暗に示されているのではないでしょうか。これこそが命を守る危機管理の教えになります。

単純に道に人が倒れているという状況においても国によっては様々な解釈ができる事になります。日本においては残念ながらこういった危機管理の教育が現在は殆どされていないのが実情です。せいぜい赤信号では止まりましょう、青信号は渡りましょうです。しかしこれも不十分です。赤信号であっても刃物を持った暴漢から逃げる時は左右の安全を確認して逃げないわけにはいけませんし、青信号であっても、左右を確認せずに渡れば、信号を見落とした車にはねられる事もあるのです。

特に津波や洪水の警報や非常ベルに関しては大人になればなるほど、警報が出ていても何事もなかった経験をより多く積んで、だんだんと危機意識が薄くなっていってしまいます。

しかし、何事も無かったときに、「何事もなくてよかった」と思うのか、「やっぱりそうだった」と思う人ではその時点で最後に本当に災害が来たときの運命が決まってしまっているのです。つまり日常的な「心構え」で未来が決まってしまうわけです。

その心構えのひとつとして群馬大学の片田教授によると津波避難の三原則が大切とのことです。

片田先生の津波避難の三原則を学ぼう
http://www.nhk.or.jp/sonae/mirai/program_sp01/watch04.html
—————-以下抜粋—————-
津波避難の三原則 ①「想定にとらわれるな」
津波避難の三原則 ②「最善をつくせ」
津波避難の三原則 ③「率先避難者たれ」
-中略-
一番大事なのは、みんなが、自分自身が津波に打ち勝つんだっていう強い思いをきょうは持ってくれること。そして、それをもう一息頑張って、君たちから大人たちにその思いが伝わり、地域に広がり、そして大人たちもそんな思いになって頑張ってくれる。そして、そんな中でおじいちゃんやおばあちゃんや逃げるのが大変な人も、みんなで生き抜こうってそんな思いにこの地域みんながなって、いつの日か津波が来るけど絶対に犠牲者なんか出さないっていう誓いをみんなでできること、それをきょうの授業でしてくれるならば、きょうの授業はよかったなというふうに先生は思っています。
—————————————-

詳しくはリンク先をご覧いただくとご理解いただけると思いますが、現実的にこういった教育の成果で多くの方の命が救われた事は事実です。私たちはこのような教育の成功例を実際に多くの方や自分の大切な人や子どもたちに理解してもらって心で感じてもらう事が大切だという事だと思います。

 

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

2、殺人凶器!?「ハザードマップ」の正しい使い方

命を守るための知恵として行政が出しているのが「ハザードマップ」です。インターネットの普及によりどこの地域であってもGoogle等の検索エンジンで「ハザードマップ 地域名」で検索をすれば誰でも簡単に見ることができます。(参考:大阪市浪速区のハザードマップ http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000012046.html

しかしなぜそのハザードマップが殺人凶器なのでしょう。

こちらの図をご覧ください。東日本大震災で被害の大きかった岩手県釜石市の一部のハザードマップです。

map01

赤、オレンジ、黄、緑、水色と色の付いている部分は当時のハザードマップで津波が来ると予想されていた地域です。そして青い線が東日本大震災で津波の到達した地域です。さて、ここで非常に重要な事はこの地図の中のどの地域で多くの犠牲者が出たかという事です。
この地図に実際の犠牲者をプロットしてみるとこうなります。

map2

殆どの犠牲者がハザードマップの外で被災されている事がわかります。
以下の参考資料によると「想定にとらわれた事が災いとなった」とされています。

サイエンスウィンドウ2011年夏号(8-9月)参照
http://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw41/sr-earthquake

ハザードマップはあくまでも100年に1度程度の災害想定を元に予想されたものです。その線の外だからといって安全な保証はどこにも無いのです。交差点で青信号だから確実に安全だと言い切れないことと同じことです。ハザードマップは災害の時に参考になる情報である事に間違いはありませんが、それはあくまでも想定でそれ以上の災害も起こりえるという事を情報として一緒に伝えないと、逆にハザードマップが殺人凶器となりえる事もあるのです。

実際に東日本大震災のあと地震の想定は多く見直されました。それぞれの地域でハザードマップも整備されてきています。しかしながら想定を超える大雨や洪水はいつどこで起こるかわかりません。ハザードマップをまずは確認することも大切ですが、それを超える災害が来るかもしれないということを必ず頭にいれておき、「災害があればここに逃げる」「それでも危なそうな時はここに逃げる」というように常に複数の選択肢を事前に頭の中でシミュレーションしておく事が重要でしょう。しかしながら、たとえ最善を尽くしても助からない事があるのが災害です。こんな事を言うと、どうせハザードマップを知っていても確実に助からないなら同じだとあきらめてはいけません。あなたが生き残る事で助かる人も大勢います。1人でも多くの人が災害なんかで死なずに生き残る可能性を高めることが防災教育の原点だと考えています。

参考に、ハザードマップで示された地域の現在の上空からの写真です。山以外殆どが津波の被害にあっている事がわかります。(紫アイコンはございしょの里)
map03

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

1、治水の想定外から命を守る

【治水】とは、洪水・高潮などの水害や、地すべり・土石流・急傾斜地崩壊などの土砂災害から人間の生命・財産・生活を防御するために行う事業を指し、具体的には、堤防・護岸・ダム・放水路・遊水池などの整備や、河川流路の付け替え、河道浚渫による流量確保、氾濫原における人間活動の制限、などが含まれる。 (ウィキペディア)

水を治めると書く治水という言葉。英語ではFlood Controlと書きます。逆翻訳すると洪水調整でしょうか、しかしながら、日本語において治水とは洪水の調整だけにとどまらず、水を資源として利用するための制御をする利水、さらには土砂災害を防ぐ砂防、森林を保安する治山を包括的に含む言葉なのです。

日本を含め多くの国や都市において、治水は災害を防ぐために重要だとされてきました。なぜなら多くの文明社会は川の氾濫によって作られた沖積平野(ちゅうせきへいや)によって営まれてきているからです。当然に日本も例外ではありません。洪水被害を受けて当然の地域なので治水と文明社会は切り離せないものなのです。

日本の治水の歴史は弥生時代に遡るといわれています。今日に至るまでに災害で多くの犠牲者を出したものの、時代の流れ文明の進歩と供に治水も進歩してきました。そして今日においては100年に1度の災害にも耐えうる想定での治水が施され、水害は全国一律で少なくなりました。これは人々にとって安心して暮らす事ができて幸せな事です。しかし、その反面失われてしまった事もあります。

昔は今と比べて治水が脆弱でしたから、雨が続いたり台風が来たりして川の水かさが増えると小規模な水害が多くありました。なので、その地域に住む住民は「この川が氾濫するとこの地域は水に浸かる」だとか、「あの川の近くには家を建てないほうがいい」というように、防災に関するその地域固有の情報や知恵を住民は共有していました。さらには小規模な水害であれば住民同士で協力をしあって土嚢を積んでなんとか防ぐ事ができたりもしました。地域で連帯して協力しあって災害を乗り切る連帯意識や共同体意識が当時はあったのです。しかしながら、治水が進歩するにつれて、川には大きな堤防が出来て100年に1度の増水にも耐えられるようになりました。そうして住民たちが元々持っていた災害に備える知恵を失い、連帯意識も失われていきました。

こうして人々は100年に1度の災害に対応できる治水設備を得る代わりに想定外の災害に対する対応するだけの知恵も共同体として助け合う能力も失ってしまいました。

そこに襲いかかるのが100年に一度の確率を超える災害、想定外の災害です。

東日本大震災もまさしくそういう状況の中で起こりました。

そして自然の猛威はさらに防災意識の弱った人々容赦なくを襲ってきます。2000年頃から地球温暖化による海水温度の上昇の影響により、日本においても水害の状況が変ってきました。台風の大型化、ゲリラ豪雨の増加など、明らかに本来であればもっと南の地域で起こるような大雨が増えてきました。日々のニュースでも大雨や洪水による被害のニュースも増えてきており、多くの犠牲者、被災者、経済的損失を出してしまいました。いずれも想定を超えた大雨に100年に1度の確率で防げるはずの治水がおいつかなくなってきた事がうかがえます。

当然ながら想定をもっと厳しいものに変える必要がありますが、想定の見直しと河川の工事には莫大な費用と多くの時間がかかります。しかし自然は待ってはくれません。今私たちに必要な事は現在の治水の想定がすでに100年に1度の災害を防げるものではなく、いつ想定外の大雨や洪水が起こるかわからないという事を認識して、命を守る知恵を身につけ地域の人たちと共同して命を守る事なのです。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【台風が来たとき】

【やさしい日本語(にほんご)をつかった防災(ぼうさい)のお知(し)らせ】
大阪(おおさか)に 台風(たいふう)が 来(き)た とき
(鶴見区役所 地域活動支援課 地域活動支援グループ)
http://www.city.osaka.lg.jp/tsurumi/page/0000269205.html

地域での防災の取り組み事例としてリンクさせていただきました。
ぜひご参考にしてください!

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【家庭の防災の日のすすめ】

私達、大阪府防災教育振興協会では「家庭の防災の日」の普及運動を進めてまいります。
毎月11日は「家庭の防災の日」として 家族で話し合いましょう。

地震は いつ起こるかわかりませんが、日ごろからの備えが いざという時に最も大切です。あなたがもし大地震に遭遇した場合でも 日頃からの備えがあれば被害を軽減できるはずです。
先ずは「自らの命は 自らで守る」という意識改革が重要です。

それには 家族で地震など防災に付いて話し合う機会を多く作る事が大切になります。
毎月11日は「家庭の防災の日」として個別に決め地震などの自然災害について話し合うキッカケにして下さい。

先ずは これをご覧になられた方は 各家庭内で次の様な事について話し合ってみて下さい。

① 日常通る道、例えば通学路など危険な箇所がないか又は地震の時に注意する場所などをチェックする。
「危険箇所」の予測訓練。

② もしも大地震発生した場合、時間帯別に家族はどの様な行動をとり何処で待ち合わせするかなどを確認する。
「避難場所確認」の実施。

③ 家庭内にある備蓄品を点検し食料品など賞味期限切れ前に家族で食べて 予めどの様な物であるか体験する。
「循環備蓄」の実施。

④ お住まいの地域の防災計画はどの様な計画であるかや自治会等の備蓄品は何処にどれだけ在るかを確認する。
「地域防災」の確認。

⑤ その他、非常時の家庭内の問題を見つけ その解決方法を話し合う。
「個別問題」の解決。

上記以外でも 地域、環境により様々な問題があると思いますが、家庭内での防災意識を強化する事により「災害時」あなたの家族の被害は軽減できるはずです。
繰り返し申し上げでますが 地震は 突然起こります。
先ずは日頃の意識の中で「自らの命は 自ら守る」という厳しい現実がある事を いつも心のどこかに留めて置く必要があると私達は考えます。

カテゴリー: お知らせ | コメントする

【防災雑記 その4 (首都直下型被害想定)】

〈政府最新発表〉
19タイプのシュミレーションの最大値
30年内に70%確率
震度 7、M7.4
被害死者2万3千人
火災死者1万6千人
被害総額95兆円、
帰宅困難者800万人
被災者720万人
家屋被害61万棟
火災被害42万棟
エレベーター閉じ込め1万6千人
木造密集エリア通電火災

* この数字は本当だろうか?
被害が少ない事は祈る思いです。
ただし想定を少なくみて安心する事はゆるされない。
また、想定外ですまされる問題ではない。
一人一人の命の問題です。
想定は想定であって現実ではない!
少なくてもこの被害想定を疑って私達は準備をしなければならない!

大阪府では 東南海地震の被害想定は13万人の死者想定。
原発でもそうだった!それで想定外でしたと平気言う。甘い想定は犠牲者を増やすだけだけである。
過去の歴史に学び、その最大値以上を想定し始めて準備をした事になる。
今、この想定をつくった者を責めても仕方ない。
自分達の手で被害を減らすしかないと私達はおもいます!

〈 地震確率予想〉
震度6弱以上30年内に
東京都庁46%
千葉市85%
横浜市81%
静岡市66%
津市70%
防災科学技術研究所ホームページ参考にする。ハザードステーション。
国土地理院で古地図検索。
しかし、活断層型を確率にプラスする必要がある。

〈注意事項〉
* 電信柱などダメ地下埋設が理想。地震の時凶器になる。通電火災二次被害。

* 家庭で「防災の日」を決め防災訓練食の進め年一回または数回家族で食べる。
非常食を回転させ廃棄物を減らす。回転備蓄の進め!

* 分散備蓄と循環備蓄(回転備蓄)の普及。常時使う物をストックを多めにするのが循環備蓄である。

* 次の関東大震災クラスがおきた場合の出火予測1400ヶ所

* 神奈川県倒壊予測家屋40万棟

* 次の首都圏直下型大地震が起きた場合、建物被害だけでも阪神淡路大地震をはるかに上回る事が予測される。整備を急がねばならない!

〈西村たくや京大教授〉
* 今の状況
房総半島冲は9mのひずみ圧縮
年に北西に3cm~4cm移動
土地隆起は注意。
海岸線の切り立った岩を調査。
房総半島の何段も隆起16回記録されている。
房総半島沖9Mの移動歪み。
マグニチュード8以上。
津波。
プレート境界。
多用な地震タイプ

* とにかく今は 千葉県房総半島沖が危険!
アスペリティが溜まっている!

* 神奈川県、愛知県、三重県など静岡県に比べ危機感の薄い地域が津波や家屋倒壊による圧死者など人的被害が拡大する恐れがある。「東京は多方面への影響も大きく全ての機能が東京に集中している今、世界的影響も考えると身の毛がよだつ!」

〈 東海地震の場合 〉
阪神淡路大地震と東日本大震災が合わさった揺れと考えられ、津波到達時間が東日本大震災より短時間で早い所では5分位で到達すると考えられている。

〈鎌田ひろき京大教授〉
* 地球上では マグニチュード9クラスは 過去100年に9回あり、
間違い無く近くの「火山噴火」を伴う。
京都大学 の調査
火山研究
縄文噴火、貞永噴火、宝永噴火

* 日本の活火山47。近くで地震があれば爆発。
活火山の多い九州や富士山の注意が必要。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【防災雑記 その3(東日本大震災)】

【東日本大震災】2011.3.11

震度 7 マグニチュード9.0
プレート境界型地震
死者15,883人
(水死14,308人、圧死667人、焼死145人、不祥660人)
不明者2,652人
負傷者6,149人
避難者274,088人
全壊家屋126,771棟
(ほとんど津波による)
半壊家屋272,424棟
浸水家屋13,570棟

* 実に犠牲者の1/3が避難所で亡くなっている事実は今後の地域防災を考える上で見直しをしなければならない点である!

* 上記の阪神淡路大地震と東日本大震災の数字の比較から東日本大震災は地震による直接的な倒壊は少ない。 「釜石の奇跡やシムル島のスモンの教え」などの防災教育が普及していれば、人的被害は1/10に間逃れたはずである。悔やまれる!
「津波死者0人」を目指す!

* 東日本大震災の悲劇
釜石市鵜住居(うのすまい)防災センターの悲劇で200人死亡。実際は非難場所ではなかった。2次的避難所を勘違いしていた。
「情報の徹底をする」

* 名取市など多くの地区で防災無線など地震の揺れで壊れ 鳴らない状態であった。

* 避難所に 避難しても全員危機感ない状態であった。

* 名取市ゆりあげ町 昭和8年の碑があった。
想定できないはずは無い、過去の事実を知らせて無いだけ!
「地震があったら津波の用心」の碑。
時の経過で 人は忘れてしまう!

* 名取川渦の様なもの→津波の直前。川底が見えた。

* 車の避難は本当に危険だ!
トレーナー、トラックなどの積載物が道をふさぐ、事故多発で道が塞がれている。渋滞→逃げ送れ。

* 渋滞の車、(グリッドロック)
声がけして回るが ドライバー反応なし、津波警報出ても信じない。

* 黒い煙で町がやられてる。
火事のように見える。
煙が近づいてくる。

* 人は自分の目でみるまで信じない!

* 何から何まで流れてくる。
人が流れてくる。
流れてくる人、あきらめた様子で 助けると言っても拒否される。
歩道橋の上から五人がかりでやっと 一人を津波から引き上げれた。

* 寝たきりの人、6人がかりで避難した。担架など無い時は それだけの人手がいる。布団ごとの避難又は身一つ。

* 津波で生死わけたのは より高いとこに逃げた。「階段一段の差が生死を分けた」ケースも多くあった。

* 「津波、洪水、土石流、など水がからむ災害は垂直移動(近くの山、強固な建造物)が効果的」

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【防災雑記その2(阪神淡路大震災)】

【阪神淡路大地震】1995.1.17
震度 7、マグニチュード7.3
直下型活断層型地震
死者6,434人
(家具など約600人.ほとんど圧死)
(遺体検証の結果 約2千5百人が圧死による即死)
不明者3人
負傷者43,792人
避難者316,678人
全壊家屋104,906棟
半壊家屋144,274棟
一部損壊390,506棟
全焼家屋7,036棟
道路被害7,245箇所
橋梁被害330箇所
河川被害774箇所
崖崩れ347箇所

* 瓦礫からの「救助者の実に9割以上が地域住民で救助」した。
自衛隊、消防、警察など公的機関関係者での救助は数%であった。
改めて地域コミュニティの重要性を知る数値だ!

* 私の体験ですが、余震で半壊家屋が徐々に崩れ危険な救助活動であった!

* 活断層型の地震は 瞬間的な揺れ(約20秒)であり、地震のエネルギーを表すマグニチュードはプレート境界型地震より小さいが、瞬間的に力が加わるので構造物の被害が大きくなる。
プレート境界型は長く揺れ、力がある面分散されると考えられる。

* 活断層は全国どこでもあり、
この危険性を秘めて居る!

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【防災雑記その1(関東大震災)】

【 関東大震災】1923.9.1

震度 7 、マグニチュード7.8
直下型プレート境界型地震。
当時の東京市人口約240万人。
10万5千人死者行方不明。
火災による死者は9割。
(未だに調査結果に誤差)
全壊家屋10万9千戸
全焼家屋21万2千戸
被災者190万人
134個所出火
津波10m
被災地域:
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、静岡県、山梨県、長野県以上10都県。特に東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡、茨城など広範囲にわたり被害が大きく関東大震災といわれるゆえんである。

* 土砂崩れ、山崩れ、土石流多数あったが混乱が大きく正確な数字は把握しきれてい無い。
政府首脳全員死亡や東京市が水没したなどデマが多発した。
また、それに伴い犯罪も多発し有名な幾つもの事件がある。
同時に報道機関も麻痺。
「首都圏機能壊滅」
悪い事に同年8月24日加藤友三郎首相死亡のために内田康哉首相代理。
* 戒厳令発動。

* 東京市の被害がいつも大きく取り上げられるが、実は神奈川県の方が揺れ、津波、山崩れ、土石流の被害が大きかったと思われる。現在は当時に比べ人口が急増している。従って東京都は当然ながら「神奈川県、千葉県、埼玉県の被害が拡大」する。
* 要注意である。
現在、同規模の直下型地震が起きると「関東大震災」を上回る災害が想像できる。
今の政府の想定をはるかに上回る混乱と被害が起こる可能が高い。
地理的要因で関東には大地震は必ずくる!
「インフラ整備と地域コミュニティの再構築」しか被害の軽減化を計れない。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【災害時逃げ遅れの原因】

人は集団でいる場合得てして逃げ遅れて多くの尊い人命を喪うことがあります。

過去の様々な災害で その災害に遭遇された方々から行動調査した結果、三つの要因から「逃げ遅れる」ことが判明しております。
その三つの心理状態を分析すると以下の様になります。

1)正常性バイアス
ストレス回避のために  異常があっても正常だと思おうとする力が働く。

2)同調バイアス
他人と同じ行動することでの安心感を持ってしまう。

3)愛他行動
他人を助けようとする行動。

以上三点が逃げ遅れの原因です。
また私達、日本人にとって子供の頃からのすり込みで「逃げる≒卑怯者」どうやら その様な心理が 緊急時にも無意識に働き「逃げ遅れ」て亡くなるケースが多くあります。
「釜石の奇跡」片田教授の津波避難の教えでもある「率先避難者たれ」は集団でいる時はかえって勇気のいる行動であります。数度の無駄があっても危険な事から逃げる習慣が必要ではないてしょうか。また社会の慣習としても率先避難者は勇気ある行動として讃えるべきであります。
この習慣が「自らの命は自らで守る」ことに繋がります。
特に火災や地震、集中豪雨、竜巻など天災に遭遇した場合などその心がけが必要です。
無駄と思っても「何か違和感を感じたら」逃げる習慣をつけましょう。
滅多に無い「本当の危機」に「逃げ遅れ」て尊い人命を失う事こそ無駄であると私は思います。
集団でいるときに災害に遭遇した場合に上記の三つの要因で「逃げ遅れる」ことがあることを忘れないで下さい。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

防災教育振興協会のロゴ

その他のギャラリー | コメントする

【 津波てんでんこ】

この言葉が古くから言い伝えではないということは、山下文男自身が著書『津波てんでんこ』でハッキリと明言している。その経緯から、防災の意識を高めるための標語として「津波てんでんこ」という言葉が使われるようになったのは、1990年以降のことである。 1990年に岩手県田老町で開催された「全国沿岸市町村津波サミット(第一回)」において山下文男は、防災の意識に関して、次のような家族のエピソードを語った。

山下が9歳のころ(1933年)の昭和三陸津波では、彼の父や兄弟は彼を置き去りにして逃げた(山下は末っ子)。山下の母は、後年に父親の非情さを度々なじったが、その都度、山下の父は「なに!てんでんこだ」と反論したという。著書によると、当時すでに標語や言い伝えとして「てんでんこ」という言葉が浸透していたという事実は認められていないが、山下の友人も多くは同じように置き去りにされており、集落内では「津波はまず各々が逃げることが大切」という行動規範は浸透していた。そうした点を踏まえ、山下の父の言葉は「こういうときは、みんなバラバラに逃げるものだ」と端的に述べたものと考えられる。

サミットで語った上記エピソードがとくに注目され、講演に参加した有識者ら(広井脩、阿部勝征、津村建四朗、伊藤和明、渡部偉夫)とのやりとりのなかで「津波」と「てんでんこ」を合成した「津波てんでんこ」という言葉ができた。

その後、北海道南西沖地震(1993年)や北海道十勝沖地震(2003年)などで津波の被害が出るたびに、「津波てんでんこの話が被災地にもっと普及していれば……」とマスメディアに標語が取り上げられる機会があり、しだいに昔からある言い伝えかのような誤解が広がっていくことになる。2003年9月27日の朝日新聞の社説には、「三陸沖やチリの地震で津波の被害に何度もあっている三陸地方には、津波てんでんこという言い伝えがある」とはっきり書かれ、古い言い伝えであるという印象を抱かせる内容になっている。

編集近年の実践例
2011年の東日本大震災で「釜石の奇跡」と呼ばれる事例では、「津波てんでんこ」を標語に防災訓練を受けていた岩手県釜石市内の小中学生らのうち、当日学校に登校していた生徒全員が生存し、話題となった。小中学生らは、地震の直後から教師の指示を待たずに避難を開始。「津波が来るぞ、逃げるぞ」と周囲に知らせながら、保育園児のベビーカーを押し、お年寄りの手を引いて高台に向かって走り続け、全員無事に避難することができた。

市内の防災教育を指導し、「釜石の奇跡」の立役者となった片田敏孝教授は、「津波てんでんこ」が古い伝承だと述べているなど、山下の2008年の著作は読んでいないと思われるが、その教えの内容は山下のまとめた「津波てんでんこ」の考え方と多くの共通点がある。具体的には、みずから状況判断して逃げること、災害弱者を助ける立場の者はあらかじめ明らかにしておくこと、家族はそれぞれ逃げると信じて行動することなどを指導しており、標語本来の意図とかなり近い考え方をもって防災教育を実践した。

両者の考え方で相違点を挙げるとすれば、率先して逃げる行為の捉え方がある。山下は、率先して逃げる者が避難を促すというポジティブな面を捉えてはいるが、一人でまず逃げるという行為は、最善の災害対策としてやむをえない「哀しい教え」であると評価している。しかし、片田教授はポジティブな捉え方を徹底している。片田教授は、現実にはほとんどの津波警報が杞憂に終わり、率先して逃げた者が「臆病者」というレッテルを受けやすいことを踏まえ、「それでも最初に誰かが逃げることで他者も続き、救われる命があるので、後ろ指さされる可能性を知りながら率先して逃げる者こそ本当に勇気がある者だ」という立場で教育している。釜石の奇跡においても、最初に率先して逃げ出したサッカー部の生徒を大きく評価しており、「津波てんでんこ」を行動に移す際の心理的ハードルを取り除く工夫が、山下とは異なる。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【東日本大震災の記憶】

以下箇条書きでのログです(後日コンテンツとしてまとめられる予定です)

(被災者の証言)

名取市など多くの地区で防災無線など地震の揺れで壊れ 鳴らない状態であった。
避難所に 避難しても全員危機感ない状態であった。

名取市ゆりあげ町 昭和8年の碑があった。
想定できないはずは無い、過去の事実を知らせて無いだけ!
「地震があったら津波の用心」の碑。

名取川渦の様なもの→津波の直前。川底が見えた。

車の避難は本当に危険だ!

トレーナー、トラックなどの積載物が道をふさぐ、事故多発で道が塞がれている。渋滞→逃げ送れ。

吉田さんの体験:
名取市ゆりあげ町だけで750以上亡くなる。6人不明。

渋滞の車、(グリッドロック)
声がけして回るが ドライバー反応なし、津波警報出ても信じない。

黒い煙で町がやられてる。
火事のように見える。
煙が近づいてくる。

* 人は自分の目でみるまで信じない。

何から何まで流れてくる。
人が流れてくる。
流れてくる人、あきらめた様子で 助けると言っても拒否される。
歩道橋の上から五人がかりでやっと 一人を津波から引き上げれた。

寝たきりの人、6人がかりで避難した。担架など無い時は それだけの人手がいる。布団ごとの避難又は身一つ。

津波で生死わけたのは より高いとこに逃げた。階段一段が生死を分けたケースも多くあった。

津波、洪水、土石流、など水がからむ災害は垂直移動(近くの山、強固な建造物)が効果的。

* アイデア

小中学校に避難棟。

今、日頃から地震シュミレーションを家庭内や個人に普及する。また、その方法。
→毎月11日を家庭の防災の日として運動する。私達でやる。

東北大学
今村邦彦教授
ビックデータプロジェクト→多くデータを分析し後世に実態を残して次の災害に備えるため。

17万台の車が津波に流された。
62市町村津波浸水。

名取市最初避難してた人までも様子を見に帰る。データでは地震直後より 浸水域に人が増えた。
その様な地域が24地域有った。
2000人にげ4000人入る
地震前より増えた、人が入った→理由はピックアップ行動。
家族が心配で戻った。
ただ様子を見に戻った人もいた。

陸前高田市などは動かない人が全体の70%もいた。
浸水域に留まる。
1700人死亡。
41箇所(全体の1/3)の避難場所が津波にのまれる。
15Mの津波。

* 避難場所の再点検が必要だ。

*多くの人が避難場所で亡くなる。
1/3が15分後には避難していた。

全国各地の津波の碑。

石巻市は約3000人死亡。
車の渋滞。
15分後には渋滞全域。
四方が渋滞する→グリッドロック→何処が原因で渋滞してるかわからなくなる状態。たとえば感覚的には 渋滞の先頭車両が最後尾のようなもの

潜在需要車→日頃使って無い車。が緊急時に動きだし渋滞の原因の一つとなる。

ツイッター1億8千万件あり大切な生死分ける情報が埋没していた。

多くの人が取り残されているが、何処にいたのか分からない?

* 自衛隊の活動が手探りで効率が悪い。情報が入らない。

* 孤立情報が有ればもっと助けられた。

* 低体温症で死亡した人も数多くいた。

* アイデア

①  対空表示→空から発見と混乱を防ぐため。
工夫→名称で無く、A12は○○病院など記号表記、例えば病院A○番、学校B○番など

② 情報の一元管理が必要だ。

* 情報管理が出来ていれば数百人たいで生存出来たはずである。

* 救助に当たった人達も自責の念が強い。

* 制度整備、システム整備を急がねばならない。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

【防災教育振興協会の展開意義】

【防災教育振興協会の展開意義】

ある面、大それた事かも知れませんが 我々の活動が世の中を良くする具体的な方法論の一つで その第一歩が防災教育振興協会の全国展開ではないかと私は信じます。
東日本大震災は「天が 示した人災」だと私は感じております。一日も早く私達の組織を全国に展開し二度とこの様な悲劇を繰り返してはなりません。
共に ご尽力願えれば幸いです。

過去の様々な伝承が途絶えた社会は ひじょうに脆く危険です、人と人の繋がりが希薄になりつつある今の日本において、防災の名の元に地域のコミュニティの再構築を目指しているのが 私達の活動です。

仲西 宏之

カテゴリー: お知らせ | コメントする

防災のプロが説いた“避難三原則”

防災のプロが説いた“避難三原則”

片田敏孝(群馬大学大学院教授)
『致知』2011年8月号 「釜石の奇跡は、かくて起こった」の記事より

釜石市内の小中学校での防災教育で、特に重きを置いたのが“自然に向かい合う姿勢”を
子供たちに与えるということである。そして彼らに伝えたのが、次に挙げる避難三原則だった。

* 一つ目は「想定にとらわれるな」。
端的に言えば、ハザードマップ(災害予測図)を信じるなということである。
最初に取り組みを始めた鵜住居(うのすまい)小学校は、マップ上では浸水想定区域外にあったため、子供たちは「自分の家は安全だ」「この学校も大丈夫だ」と安堵していた。
しかし、災害時に非常に多いのは、マップの想定に基づいた行動を取って人が亡くなるケースである。

そこで私は子供たちに、
「ハザードマップはあくまで想定にしかすぎない。 相手は自然なのだから、どんな想定外のことも起こり得る。先生が大丈夫と言ったから安全だ、といった 受け身の姿勢でいては絶対にダメだ」と伝えた。

* 二つ目は「その状況下において最善を尽くせ」。
ここでは、今回の地震発生時、釜石東中学校の子供たちが取った行動を紹介したい。
三月十一日午後二時四十六分、約五分間にわたる激しい揺れが続いた。教頭先生が校内放送で避難を呼び掛けようとしたが、停電によって音が流れない。しかし、部活動をしていた中学生は、すでに揺れている最中から自らの意思で校庭を駆け出し、隣の鵜住居小学校に向かって「津波だ。逃げるぞ!」と大声で叫んでいた。
児童たちは当初小学校の三階に避難していたが、日頃から中学生と一緒に避難する訓練を重ねていたので、その声を聞いて一斉に校舎を飛び出し、中学生と合流して避難を始めたのである。
そして彼らは予め指定してあった避難所に辿り着いた。しかし避難所の脇にある崖は崩れかけており、海へ目をやると津波が防波堤に当たって激しい水飛沫(みずしぶき)を上げている。
この様子を見たある男子生徒が「先生、ここじゃダメだ」と言って、さらにその先にある施設へと移ることを提案。
無事全員が移動し終えたわずか三十秒後、最初にいた避難所は津波にさらわれることとなった。
当初、学校は津波に浸からないものとされていたが、校舎の三階に車が突き刺さっているほどだから、屋上まで冠水したことは疑いがない。もし想定にとらわれて、学校や最初の避難所にとどまっていたとしたら、命を守ることはできなかっただろう。

* 三原則の最後は「率先避難者たれ」。
もし“その時”がきたら、他人を救うよりも、まず自分の命を守り抜くことに専心せよ、という意味である。
今回の津波でも、大声を出しながら全力で駆け出した中学生たちが児童を巻き込み、大挙避難する彼らの姿を見て、住民の多くも避難を始めた。子供たちは文字どおり率先避難者となり、周りの大人たちの命をも救ったのである。
ただし、この三原則で述べられていることは多くの子供たちにとって受け入れ難いものでもある。それまで先生の言うことや教科書に書かれてあることは正しいと教えられてきたのに、資料を配られて、いきなり「この地図を信じるな」と言われる。
混乱を招いてしまうかもしれないが、想定にしかすぎない資料を見て安易にそれを鵜呑みにしてしまう人間の弱さに気づかせ、災害に向かい合う姿勢というものを持たせるのである。
「率先避難者たれ」も、それまで教わってきた倫理観からすると大きく逸脱しているかもしれない。自分だけが助かればよいのかという捉え方になってしまいがちだからだ。
そこで私は、子供たちにこんな話をした。
「人間はいざという時に、逃げるという決断がなかなかできないものだ。例えば、非常ベルが鳴った時に逃げ出す先生を見たことがあるか。ベルの意味合いは分かっていても、『ええ、本当に?』と、誰もその情報をすぐには受け入れようとはしない。皆が疑心暗鬼になってはいるが、いまがその時だとは思えずに、周りをキョロキョロ見ている。
“初着情報の無視”とも言うべきこの人間の習性を打ち砕くには、同じことを意味する二つ目の情報を与えなくてはいけない。だから君が逃げるんだ。君が率先避難者になれ。その状況を打ち砕くのは君なんだ」すると生徒の表情が少し変わる。
「でも想像してみてほしい。非常ベルが鳴った時、最初に部屋を飛び出していくには非常に勇気がいる。何だか弱虫でおっちょこちょいのようだし、大抵は誤報で、皆から囃し立てられながら再びここへ戻ってこなくてはならない。けれども、実際に災害が起こると、そういう状況の中で大勢の人が亡くなっていく。君自身が逃げるという決断をすることで皆を救うことができるんだ」
そして、逃げるという行為がいかに知的で、自分を律した行動であるかを言って聞かせるのである。
このように、彼らには地震や津波の“知識”を与えたわけではなく、防災へ向かい合う“姿勢”を与える教育を行ってきた。この先どんな事態が襲ってきたとしても、自分の最善を尽くし、生き延びる姿勢を持った子であってほしい。そして今回、釜石市内にある十四の学校の子供たちがそれを見事に実行してくれたおかげで、約三千人の命が守られることになったのである。

カテゴリー: 防災情報 | コメントする

釜石の奇跡

生存率99・8%「釜石の奇跡」 「津波てんでんこ」の教えの正しさ(産経ニュース)

http://sankei.jp.msn.com/science/news/140310/scn14031009350003-n1.htm

東日本大震災では多くの尊い命が失われました。そんな中で群馬大学の片田教授により防災教育のなされていた釜石の小中学校では99.8%の児童が助かりました。あらためて防災教育の重要性を物語る事実となりました。
以下抜粋
—————————–
片田敏孝・群馬大教授(災害社会工学)の指導で津波からの避難訓練を8年間重ねてきた岩手県釜石市内の小中学校では、全児童・生徒計約3千人が即座に避難。生存率99・8%という素晴らしい成果を挙げて「釜石の奇跡」と呼ばれた。
—————————–

カテゴリー: お知らせ | コメントする

「循環備蓄」を推奨いたします

手軽に「循環備蓄」 和歌山・新宮市、見本を展示(朝日新聞ニュース)
http://www.asahi.com/area/wakayama/articles/OSK201309050037.html?ref=chiezou

大規模な災害が発生した場合、おおむね最初の3日程度は救急や自衛隊の援助がパンク状態になり、その間は自分たちで食料や安全を確保する必要があります。万一の災害に備えて「循環備蓄」を推奨いたします。循環備蓄に最適な物資の情報等も今後配信してまいります。
以下抜粋。
————————————
「循環備蓄」は1週間分の食料品を新たに買いそろえる必要はない。
(1)日頃から自分たちの生活に必要な水や食料を把握する
(2)普段から食べているものを、少しだけ多く購入
(3)古いものから消費して、使った分だけ補充する
(4)食生活の中で、常温で日持ちする保存食などを取り入れる
(5)非常時には、冷蔵庫の中の食材、次にレトルト食品、缶詰、乾物などを組み合わせて食べる方法で、備蓄がしやすくなるという。
————————————

カテゴリー: お知らせ | コメントする