12、神社まで散歩してみよう


防災という観点からも、これからむかえる高齢化の時代背景からも、個人個人が健康を維持し、病気に負けず万が一の災害に対処できるような健康な体を維持する事はとても重要なことです。しかしながら世の中は便利になり車や電車等で目的地に向かう時に2キロ以上歩く事が非常に少なくなってきました。

そんな中、最近はスマートフォンと連携したウェアラブル端末で健康を維持する為のアプリケーションも多く出てきました。こういったアプリケーションは昔からあった万歩計のモーションセンサーやGPS機能をソフトウェア的に上手に利用して設計されています。いくつかのメーカーから発売されていますが、使ってみると毎日どれくらい歩いたかとか、どれくらい質の良い睡眠が取れたか等がスマートフォンの画面でリアルタイムに確認する事ができます。目標設定をすれば目標の歩数に足りていない時はもうちょっと歩く為に散歩してみようという気持ちにもなって健康維持に非常に役に立つツールだと思います。こういったスマートフォント連携したウェアラブル端末はこれからもっと需要が増え多くの人がより健康になっていくと期待しています。

さて、こういったツールを使って健康を維持する事は防災の観点から考えても非常に重要な事で、自分が助かること、そして近所の人を助けるには健康な体を維持する事が重要である事は間違いないでしょう。だからといっていきなり値段の高い端末を買って毎日ジョギングしなさいと言われてもなかなか出来る人はいないでしょう。もちろんそれが出来るに越した事は無いのですが、しかしもっと簡単な事があります。

それは「近くの神社まで散歩する事」です。

神社というのにも大きな意味があります。ご存知の方もおられるかもしれませんが、東日本大震災の津波にいて、比較的新しい神社は被災したところもありましたが、古くからある神社は殆どが無事でした。これは昔の人が未来の子孫である私達に残してくれた宝物のような情報なのです。詳しい事は以下のリンクを参照してください。

まずはスパートフォンやパソコンで調べてもらっても結構ですし、地図を見て頂いても必ず神社はのっています。もし最寄の神社が近すぎたり、毎日通勤で前を通っているという方であれば、2番目に近い神社や3番目でもいいでしょう。いつ行くか、タイミングはいつもで良いです、天気の良い休日の出かける前の時間でも、早起きしてしまった日の朝でもいいでしょう。ほんの1時間ほど何もすることが無い時間があればぜひ1度歩いてみてください。夜は危ない場合もありますので、できれば昼間で景色が良く見える時間のほうがいいです。そして歩くときには周りの景色、神社までの経路、なぜそこに神社が出来たのか、川の位置や道路の傾斜や、何でもいいので意識して歩いてみてください。きっと色々な事が見えてきます。実は神社まで歩く行為というのは、一人で出来る避難訓練になっているのです。神社までの道筋を歩くという行為自体も良い運動になりますし、その道を歩いたという体験で日常的に歩かない道を知ること、街並みや街の作り知ること、どこが危険なのか本能的に感じる事、すべてが防災意識を高める効果があるのです。

日常的に当たり前に自然と出来ている事は身についている事なので、神社に歩いて散歩にいくという行為は自然と防災意識を身につける非常に効果的なトレーニングだと言えるでしょう。

<参考>
村の神社 なぜ流されなかったのか?― 復興へ新たな伝承の場(中外日報)
http://www.chugainippoh.co.jp/ronbun/2013/0622rondan.html

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