10、循環備蓄してますか?

循環備蓄をご存知ですか?

Goo辞書にはこのように定義されています。
「意味:ローリングストック
家庭で、災害時に備えた食品の備蓄方法の一。普段の食事に利用する缶詰やレトルト食品などを備蓄食料とし、製造日の古いものから使い、使った分は新しく買い足して、常に一定量の備えがある状態にしておくもの。ローリング備蓄。循環備蓄。」

内容的には特に問題なくご理解いただけると思います。では具体的にどういうものを備蓄すれば良いのでしょうか?

参考例など細かい情報はGoogleで「循環備蓄」と検索するとたくさん出てきますので割愛いたしますが、要は災害のあとに物流が麻痺して買い物が出来ない場合、長くて1週間程度自力で生き延びられるような備えをし、賞味期限を過ぎたものを捨てるのではなく、期限が切れる前に買い足して古い方を食べましょうという事です。日常的に日持ちのするもので好きな食べ物を多めにストックしておけば良いという事です。難しく考える必要はありません。カップラーメンが好きな人はカップラーメンを、缶詰が好きな人は缶詰を、循環備蓄のコツは賞味期限が迫ってきた時に日常的に美味しく食べているものを備蓄しておくのが自然と続けられるコツです。もちろん水は必要ですが、別にコーラが大好きな一人暮らしの若者ならコーラを1ダース置いておくだけでもいいです。

あれもこれもと難しく考えて買いすぎて食べる事が苦痛になっては続けられないでしょう。栄養のバランスも当然大事には間違いないのですが、災害のときは精神的なストレスも大きいので、「好きな食べ物」の中で保存のきいて1週間を乗り切るのにこれだけあれば安心できる程度の備えをする事が重要です。無理をせずに自然とできている状態を目指しましょう。

Goo辞書「循環備蓄」

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/267388/m0u/

手軽に「循環備蓄」 和歌山・新宮市、見本を展示(朝日新聞DIGITAL)

http://www.asahi.com/area/wakayama/articles/OSK201309050037.html

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広島被災地区への支援物資のお願いとボランティア活動のお願い(最新情報)

皆様いつもご声援ご支援頂きありがとうございます。
少し真面目に皆様にお願いがございます。

広島被災地の復旧活動に私達の仲間のNPO法人ひろしま県防災教育振興協会のみなさんが被災地区各所の自治会の皆様、被災された皆様、ご支援者各所と連携し、被災地の皆様が一日も早く通常の生活に戻って頂けるように 一所懸命に頑張っておられます。

被災地では 日々必要な物資も変わります。
もしもこの一週間~10日位で ご対応出来る方がいらしゃたらにご協力お願い申し上げます。
これからボランティアの人手も減ってくることが予想されます。
何卒、皆様のお力をお借りして私達の仲間のNPO法人 ひろしま県防災教育振興協会のみなさんにご協力お願い申し上げます。

今最も必要な物は 一番は「人手」「お金」ですが、来週月曜日から始まる、被災者の方々へ「物資宅配便」サービス(新しい試み)支援物資を無駄にする事無く多くの被災者宅へ必要な物を必要な人に届けるサービス。
(9月8日(月)にNHKが取材に入ります)

何卒宜しくお願い申し上げます。

【今必要な支援物資】

① おにぎりの具材になる様な物
* 瓶詰めなど適度に小分けされていれば助かります。
シャケ缶、梅干し、肉そぼろ などや お漬物などノリなども助かります。
② 土砂かきたしに使う→石灰。
③ 作業して頂けるボランティアの皆様にお配りする→500mlのお茶やスポーツドリンク。

★ブルーシートは調達できました。
ご協力ありがとうございます。

【支援物資送り先】
広島県広島市安佐南区八木4-22-2
県営梅林住宅集会所
NPO法人
ひろしま県防災教育振興協会 三宅 典子  宛
電話番号は
防災教育振興協会の
電話:082-225-7128でお願い出来ればありがたいです。

【ボランティア受付】
NPO法人
ひろしま県防災教育振興協会
三宅 典子 理事長
〒731-0121
広島市安佐南区中須1丁目2番3-104号
電話:082-225-7128

08 07 06 04 03 02 01 09

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9、プレート境界型地震の揺れの特徴

東南海地震(南海トラフ巨大地震)は、ここ30年以内に発生する確率が高い事で、最近良く地震の話題に出てきます。

地震の前兆を察知して予知することは現在の技術ではまだ難しいですが、過去の教訓より多くを学ぶ事、そして敵を知る事で、その日が来ても生き残る可能性は増えます。

地震にはいくつかの型があって、阪神大震災に代表される直下型地震、東日本大震災に代表される津波を引き起こす可能性の高いプレート境界型地震、他にも諸説によって分類されます。

さて、プレート境界型地震と直下型地震では揺れの特徴に大きな違いがあります。それは、揺れている「時間」が違います。もちろん地震のマグニチュードが違えば揺れの大きさや時間は違います。プレート境界型、つまり、津波の可能性の高い地震は揺れている時間が直下型の地震と比べて7倍~10倍は長いです。東日本大震災に関しては3分以上揺れていた記録が残っています。

つまり、長く揺れた地震の後は津波が来る可能性が高いという事です。特に沿岸部にお住まいの住民の方は、地震が発生して1~2分で津波が到達するような場所もありますので、揺れた後にすぐに逃げても間に合わない場合もありますが、少なくともテレビを見て情報を確認する暇があれば、一刻も早く高台や鉄筋コンクリート建物の3階以上に避難するべきでしょう。

揺れ特徴の違いで津波のリスクの高い揺れなのか、そうでないのかは頭の中に知識として入れておけば、いざという時に少しでも助かる可能性の高い判断ができると思います。

<参考>地震動の継続時間は200秒以上 阪神や中越の7~10倍超 国交省の検討委員会http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110527/dst11052718540020-n1.htm

<参考>地震・防災 あなたとあなたの家族を守るために>地震の型http://www5d.biglobe.ne.jp/~kabataf/jisin_type.htm

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8、地下街の水没

皆様は日本にどれほどの地下街があるかご存知でしょうか?

例えばJR東京駅の地下、横浜、名古屋、大阪、博多駅の地下街、他にも様々な地下街があります。日本全ての地下街の面積を合計すると現在約110万平方メートルの地下街が存在します。110万平方メートルと言うとすぐにイメージできないかもしれませんが、ざっとテニスコートだと4200コート分、サッカー場だと200コート分というところというと何となくイメージしやすいでしょうか。そしてその60%以上が洪水氾濫の危険のある沖積平野に位置しています。以前にも書きましたが、都市は沖積平野を中心に栄えます。したがって、人が多いところに地下街があるわけですから当然の事なのです。

さて、地下街は安全なのでしょうか? 私は以前このように思っていました。
「もし大雨が降っても、きっと国がちゃんと対策して、水が入ってこないような作りになっているはずだから大丈夫」

自分の都合の良いように考えていましたが、実際のところは大間違いだとわかりました。あくまでも通常の雨の想定では水は入らない設計にはなっていますが、想定外の大雨や河川の氾濫には残念ながら設計上対応ができません。

例えば1999年と2003年にJR博多駅周辺が浸水し、地下街デイトスにも水が入りました。原因は近くの三笠川が氾濫し、さらに下水が溢れる事がかさなったからです。そして、デイトスには水害対策は一切施されていませんでした。

地下街や地下鉄の浸水は水の浸入によって停電を起こし、真っ暗闇の中で水が溢れてくる事を想像すればどれだけ怖い事でしょう。こんな状態なのにもかかわらず、地下街に関しては建築基準法の火災や地震を想定した規制がなされてはいますが、水害を想定した法整備はまだ整っていないのが現状です。

実際に地下鉄において過去に危険な状態がありました。2000年9月の東海豪雨、2日間で600ミリの雨が降り、名古屋地下鉄桜通線の野並駅が浸水しました。天白川が溢れた事が直接の原因です。雨の日はアーケード商店街や地下街に人が流れますが、この日も雨から逃れるために約3000人が地下鉄野並駅の中に避難してきました。そんな中に駅の自転車置き場の斜路より氾濫した水が地下鉄の中に流れこみ、線路上1メートルまで水があふれてきました。幸い停電せず、水かさがホームまで達しませんでしたので大事には至りませんでしたが、もしあと1メートル水が来ていたら停電してたかもしれませんし、真っ暗闇の中で溺れて亡くなる方が出ていたかもしれません。まさに危機一髪です。

さて、東京、大阪、名古屋、博多、こういった大都市部の地下街の特徴としては、様々なビルに接続されていることです。そしてすべての接続部分から水が入ってこないような対策を施すにはまだ多くの予算と時間が必要で現実的には追いついていない、もしくは出来ないのが現状です。しかし地球温暖化により気象変動は待ってくれません。ここ10年は毎年のように過去の記録的豪雨が日本各地で毎月のように更新されるとも言われています。この事は目の前に迫った危険として認識しておいたほうがいいでしょう。

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広島市土砂災害現場からボランティア募集

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広島市土砂災害現場からの写真が届きました。

特定非営利活動法人ひろしま県防災教育振興協会が県ボランティアの受付窓口をしています。
また、炊き出しも行なってます。今不足しているのはブルーシートとおにぎりの具材らしいです。
ご協力いただける方は以下にご連絡をお願いいたします!

〒731-0121
広島市安佐南区中須1丁目2番3-104号
NPO法人 ひろしま県防災教育振興協会
三宅 典子 理事長
電話:082-225-7128

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7、自助、共助、公助

防災の話を聞くと、まずはどこの勉強会や講演でも「自助、共助、公助」の話がなされます。

自助とは自ら命を守ること、共助とは近く人いる人で助け合う事、公助とは国や自治体の制度や堤防などの設備によって守ってもらうこと。言葉の意味としてはこのように理解で正しいでしょう。しかし、考えないといけない事があります。それは、

「人為的に高める安全が人間の脆弱性を高める」という事です。

どういう事でしょう、原因は2つあります。一つ目は「行政のできる事に限界がある」二つ目に「過度な行政依存体質になる」という事です。順を追って説明しましょう。

「行政のできる事に限界がある」というのは、交通事故に例えると、いくら道路や信号機を整備して法律で飲酒運転を規制したところで、人は法を犯し、信号を無視して事故を起こしてしまうという事です。つまり交通事故はゼロにはなりません。もし何の対策もせずに1億2千万の人口のうち、年間何万人も亡くなっていれば、それはシステムに不具合がある事になりますが、年間千人が亡くなる程度あれば、あえて言うのであればそれは事故です。行政がいかに優れたシステムを用意しても、交通事故の死者数をゼロに出来ないように、災害で死者を毎年ゼロにする事はできないのです。

そして二つ目、「過度な行政依存体質になる」これはどういう事でしょうか。日本は戦後の復興期においても災害によって毎年多くの人命が奪われてきました。そんな中、1959年(昭和34年)に災害対策基本法が整備され、行政主導の枠組みの中で防災対策がなされるようになりました。それからは50年間以上にわたって住民の心には「防災は行政の仕事だ」という考えが当たり前になって定着してしまいました。これによる弊害が「過度な行政依存体質」です。要は自然災害に立ち向かうのは行政で、行政の庇護の下に住民がいるという構造です。行政は堤防を作りダムを作り、様々な設備で住民を守ります。そして逃げないといけないときは避難勧告を出して住民に教えてくれます。こういう事を50年以上の間、法に裏うちされて続けてきたのです。もちろんこういった行政の動きによって何も対策をしなければ年間数千数万の犠牲者が出たかもしれないところを、行政の仕事によって犠牲者は年間100人程度に減りました。しかし、だからこそ住民は必然的に行政依存体質になってしまい、行政主導の安全を享受できる代わりに、共助としての共同体意識を失い、さらには自助ですら「受身」になってしまったのです。そんな無防備になってしまった住民に100年に一度の行政の想定を超えた災害がいつ襲い掛かってもおかしくないのです。

単純に自助、公助が重要だと言っても、それが公助によって人為的に高められた安全によって「脆弱化した受身の自助、共助」であっては本来の自助・共助の力を十分に発揮できないでしょう。防災教育においては「本能的、積極的、内発的な自助、共助」に高めていく事が重要です。つまり、「行政の対応には限界がある、やはり地域の安全、自分の安全は自助、共助だ」という仕方なくやらされている受身の自助・共助ではなく、親として当然に子どもを守る気持ち、住んでいる地域に愛着を感じ、ずっと安全に幸せな暮らしを送りたいという、人間が本来持っている本能的で積極的、内発的な内から沸々と沸いてくるような自助、共助の精神を取り戻す事が防災教育に求められている事なのです。

まとめ、自助、共助は本来内発的であったにもかかわらず、受身の公助に長い間にどっぷり依存する事によって、自助共助まで仕方ないからやるという受身体質にかわってしまった。強く生きるために自助・共助を本来の内発的で強靭な自助・共助を取り戻しましょう。

 

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6、正常化の偏見と認知不協和

防災教育の目的は言うまでもなく命を守る事です。実際に災害が起こった時に命を守れるかどうかは、肝心な時に逃げられるかどうかにかかっています。したがって、いくら防災の教育を受けて知識があったとしても、肝心な時に逃げずに命を落としてしまうのであればそれは防災教育として失敗です。肝心な時に逃げられるようになるには、防災教育によって防災意識を高め、災害の時に判断や決断が正しく行えるかどうかが重要です。

その判断や決断を行う時に理解しておいて欲しい事が2つあります。

一つは「人は自分の死を前提にものを考えられない特性がある」という事です。具体的な話として、津波常襲地域において実際に地震があった後に、住民に対して実施されたアンケートの結果があります。「地震の後、津波が来るかもしれない事を思い浮かべましたか?」という質問には87%が思い浮かべたという回答をしました。さらに、「実際に津波は来ると思ったか?」という質問に対しては63%が来るかもしれないと思ったと回答しました。しかし次の質問では大きく結果が異なります。それは「自分の身に危険が及ぶと思ったか?」という質問には29%の住民が「自分の身に危険が及ぶと思った」と答えました。これはよく言われるところの「正常化の偏見」という心理状態で人間を行動に移させない非常に基本的な要因の一つです。自分は関係ないと思った方は次の質問を考えてみてください。

「今ここで阪神大震災級の震度7の揺れがあったとします、皆さん1分後に何をしていますか?」

この質問に対して、多くの人は「机の下に入って揺れがおさまるのを待つ」と答えます。落下物を避けるという意味では正しい行動でしょう。続けて「5分後には何をしていますか?」と聞くと「建物から出て安全なところに避難する」と答えます。さらに「10分後は何をしていますか?」と聞くと「瓦礫の下に埋まっている人を救出している」という答えが返ってきます。

気がついた方もおられると思いますが、誰一人「自分が瓦礫の下に埋まっている」と答える人はいません。

人間は自分が死ぬという思考を極力避けて生きているのです。人は人生において何度か死を意識する時があります。それは大きな病気をしたとき、事故にあったときや、不幸な事以外では、子どもが産まれた時に、この子が大きくなるまで生きているだろうか、と考えて、万一の備え保険を契約するような事もあると思います。しかし、災害が起きて避難指示が出ても誰一人として「自分が死ぬ」と想定が出来ないのです。

二つ目は「認知不協和」という事があります。簡単に言い換えると「わかっちゃいるけど・・・」という事です。例えば、試験前に勉強しないといけないのがわかっているけれども出来なかったりすることです。津波常襲地域において警報が出たときは逃げなければいけない事を住民はみんな分かっています。しかしいざという時に「今がそのとき」と思えない。「頭ではわかっているけど行動がともなっていないという状況」がたくさん出てくるわけです。そういう状況で人間がどういう行動を取るかというと、「逃げない自分を正当化する理由」を探します。その理由は簡単に見つかります。それは過去に警報が出て避難勧告があったときに津波が来なかった。あるいは隣の家の人は逃げていないとか、どんな理由でさえ自分の行動を正当化する理由を探すように人間は出来ているのです。そして正当化する理由が1つでも見つかればもう逃げない事になってしまう。

まとめると、住民は「正常化の偏見」によって逃げない、そして情報収集に走る、その間避難が遅れる。そして避難しない自分を正当化する理由を探すと簡単に見つかる。このように心理的にガチガチに固められてしまって結局逃げられないという事になります。肝心な時に判断や決断が正しく行えるように、こういった人間の特性をしっかりと理解しておく事が、防災意識の高めていくには必要です。

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5、「津波てんでんこ」の正しい使い方

東日本大震災の後、防災においてよく聞く言葉に「津波てんでんこ」があります。
この言葉の意味は「津波のときは、てんでんばらばらで逃げろ」という意味になります。
補足すると、お父さんもお母さんもお兄さんもお姉さん、妹も弟も子どももおじいちゃんもおばあちゃんもみんなバラバラに人の事を気にせず自分だけ逃げなさいという意味です。
聞き様によっては極めて薄情なアドバイスに聞こえます。果たして親が自分の子どもを置いて逃げる事ができるのでしょうか。

おそらくそのような事はこの言葉を単純に聞いただけでは出来ないでしょう。皆様にも大切な家族がおられると思いますが、もしも大きな地震があったとき、家族と一緒でなければ、まずは安否を心配するでしょう。もしあなたが外出していて、さらに携帯電話がつながらなければ身内が自宅にいるはずであれば自宅に確認にいくのは当たり前の事です。普通の人間ならそうします。しかしこの言葉を先人たちが残してくれたのには理由があると思います。それは当たり前の「家族の絆がかえって被害を大きくする」という悲しい歴史を繰り返してきたからです。どういう事かというと、子どもが家にいて親が買い物か何かで出かけている時に大地震が来たとします。子どもは地震が来たら津波が来ると教えられていたのですぐに高台に走って逃げました。しかし親は子どもが心配で本当に逃げたかどうが確認しに家に帰ってしまい、津波に巻き込まれて死んでしまいました。親が子を思う気持ちが仇になって親だけが死んでしまう。又は親子双方が心配になって戻ってきて一家全滅してしまう。このような悲劇が幾度と無く繰り返されてきました。

つまり「津波てんでんこ」という言葉を家族全員が正しく理解して行動しないと全く意味をなさない言葉になってしまうのです。具体的には以下のように理解するべきです。

まずは大人も子どもも一人一人が自分の命に責任を持つという事です。そしてさらに家族全員が自分の命は自分で守るという事を認識していると信頼しあう事です。子どもは「お母さんはきっとちゃんと逃げてくれているだろう、だから僕も決めていた場所まで逃げればお母さんと必ずあえる」と考えて逃げる、お母さんは「うちの子は絶対に逃げているはずだ」「どの避難所かわからないけど、まずは逃げて生き残ってから探しにいけば必ず見つかる」「自分だけ逃げ遅れて悲しい思いをさせてはいけない」このように家族全員に信頼関係があってこそはじめて成り立つと考える事が「津波てんでんこ」の正しい理解なのです。

家族全員が自宅に全員いる時間に地震や津波が襲ってくるとは限りません。むしろ現代においては平日の日中は両親共働きで子どもは学校や保育所にいっている事のほうが多いはずです。いざという時にどこに逃げるか、どうやって連絡を取り合うかという事を決めておく事は大切です。

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4、脅しの教育、知識の教育、姿勢の教育

自動車の免許をお持ちの方は3年ないし5年に1度更新にはいかれた事があるかと思います。その時に見せられる30分程のビデオでは自転車が飛び出してきて車と衝突したり、交差点で右折者が突っ込んできて事故をする映像を見せられます。確かに殆どの方はその後運転をするときにはビデオで見た内容を覚えていて安全運転を心がけると思います。しかし人間は恐怖という感情をかかえたまま生きていくことができません。人間には都合の悪い事を忘れるという能力が備わっています。そのおかげで恐怖心によって感じたストレスを解消して精神の安定を保てるわけです。

防災においてこのような脅しの教育が行われる事があります。例えばスマトラ島や東日本大震災の津波の映像を見せられて、津波は怖い、死にたくなければ逃げなければいけない。確かにその時は頭では逃げないといけない事はわかります。しかし前述のように時が立てば忘れてしまいます。さらにそんな津波の来る危険のある地域にこのまま住みたいとも思わないでしょう。だからといって、他の地域に引っ越したからといって、洪水があったり山崩れがあったり命の危険が完全に無くなるわけではありません。また、津波の危険のある地域といえば海の近くです。わが国日本は四方八方海に囲まれた国家であり、長い間海の恵みを享受してきました。にもかかわらず海が怖いぞと一面だけを切り取って教えることが正しい教育ではありません。

また、防災教育においては単純に知識だけの教育だけでは足りません、なぜなら、過去にここまで津波が来たとかいう知識は時に想定にとらわれる事になるからです。またその知識すら過小評価を知らず知らず行ってしまい、いざという時の判断を間違える事にもなります。人間は自分にとって都合の悪い事は低く見積もり、自分にとって都合の良い事は高く見積もる性質があるからです。例えば交通事故で年間約4000人の方が亡くなっておられます。しかし自分が交通事故で亡くなると思っている人はいるでしょうか。逆に年間4000人しか当選しない宝くじに対して行列を作って買い求め、買ったときにはあたかも当選してさらにそのお金をどのように使うままで想像をした事はありませんでしょうか。同じ4000人という数字でも自分にとって都合が良いか悪いかでこうも違うのです。

つまり、「脅しの教育」も「知識の教育」も間違いなのです。防災教育においては人間のこういった心理的な特性を踏まえた災害に向き合う「姿勢の教育」をしていないといけません。

沿岸部であれば津波に正しく備えることが、その地に住むための作法であって、大自然のからの恵みをたくさん享受して、豊かな生活を送れているからこそ、時に自然のふるまいに対しても上手に付き合いをしないといけないという「姿勢」から教えるべきでしょう。

 

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3、自分の命を守る知恵を子どもにどう教えるか

目の前に人が倒れていたら助けるのは人として当たり前の事です。特に日本においては万が一人通りの多い道で倒れた場合、異常に気が付いた誰かが通報してくれたり、応急措置をしてくれたりしてよほどの事の無い限り見捨てられる事は無いでしょう。

しかし、日本以外の国ではそういう常識が通用しない場合があります。
例えば隣国の中国ではこういった話を聞いたことがあります。

道に人が倒れている時に周りを通りかかる人が無視をして助けようとしないのです。無視して歩いている人に理由を聞いてみると、過去に誰かが倒れている人に話しかけたところ、いきなり叫び出して殴られたと大騒ぎをし、警察を呼ばれて、和解金を請求された事を聞いたことがあるから怖くて助ける事ができないと。この話が本当であれば、人のやさしさを踏みにじる、許せない詐欺行為です。

また、アメリカで子どもが学校で教えられている中でこんな話があるそうです。
「街を歩いている時に、1人倒れていたら助けてあげよう、2人倒れていたら注意しなさい、3人倒れていたら逃げなさい」
これはどういう意味でしょうか、おそらくは銃を持つ事が許されているアメリカにおいて、3人も人が倒れている時は明らかに何か危険な事が今まさに起こっているという事が暗に示されているのではないでしょうか。これこそが命を守る危機管理の教えになります。

単純に道に人が倒れているという状況においても国によっては様々な解釈ができる事になります。日本においては残念ながらこういった危機管理の教育が現在は殆どされていないのが実情です。せいぜい赤信号では止まりましょう、青信号は渡りましょうです。しかしこれも不十分です。赤信号であっても刃物を持った暴漢から逃げる時は左右の安全を確認して逃げないわけにはいけませんし、青信号であっても、左右を確認せずに渡れば、信号を見落とした車にはねられる事もあるのです。

特に津波や洪水の警報や非常ベルに関しては大人になればなるほど、警報が出ていても何事もなかった経験をより多く積んで、だんだんと危機意識が薄くなっていってしまいます。

しかし、何事も無かったときに、「何事もなくてよかった」と思うのか、「やっぱりそうだった」と思う人ではその時点で最後に本当に災害が来たときの運命が決まってしまっているのです。つまり日常的な「心構え」で未来が決まってしまうわけです。

その心構えのひとつとして群馬大学の片田教授によると津波避難の三原則が大切とのことです。

片田先生の津波避難の三原則を学ぼう
http://www.nhk.or.jp/sonae/mirai/program_sp01/watch04.html
—————-以下抜粋—————-
津波避難の三原則 ①「想定にとらわれるな」
津波避難の三原則 ②「最善をつくせ」
津波避難の三原則 ③「率先避難者たれ」
-中略-
一番大事なのは、みんなが、自分自身が津波に打ち勝つんだっていう強い思いをきょうは持ってくれること。そして、それをもう一息頑張って、君たちから大人たちにその思いが伝わり、地域に広がり、そして大人たちもそんな思いになって頑張ってくれる。そして、そんな中でおじいちゃんやおばあちゃんや逃げるのが大変な人も、みんなで生き抜こうってそんな思いにこの地域みんながなって、いつの日か津波が来るけど絶対に犠牲者なんか出さないっていう誓いをみんなでできること、それをきょうの授業でしてくれるならば、きょうの授業はよかったなというふうに先生は思っています。
—————————————-

詳しくはリンク先をご覧いただくとご理解いただけると思いますが、現実的にこういった教育の成果で多くの方の命が救われた事は事実です。私たちはこのような教育の成功例を実際に多くの方や自分の大切な人や子どもたちに理解してもらって心で感じてもらう事が大切だという事だと思います。

 

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2、殺人凶器!?「ハザードマップ」の正しい使い方

命を守るための知恵として行政が出しているのが「ハザードマップ」です。インターネットの普及によりどこの地域であってもGoogle等の検索エンジンで「ハザードマップ 地域名」で検索をすれば誰でも簡単に見ることができます。(参考:大阪市浪速区のハザードマップ http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000012046.html

しかしなぜそのハザードマップが殺人凶器なのでしょう。

こちらの図をご覧ください。東日本大震災で被害の大きかった岩手県釜石市の一部のハザードマップです。

map01

赤、オレンジ、黄、緑、水色と色の付いている部分は当時のハザードマップで津波が来ると予想されていた地域です。そして青い線が東日本大震災で津波の到達した地域です。さて、ここで非常に重要な事はこの地図の中のどの地域で多くの犠牲者が出たかという事です。
この地図に実際の犠牲者をプロットしてみるとこうなります。

map2

殆どの犠牲者がハザードマップの外で被災されている事がわかります。
以下の参考資料によると「想定にとらわれた事が災いとなった」とされています。

サイエンスウィンドウ2011年夏号(8-9月)参照
http://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw41/sr-earthquake

ハザードマップはあくまでも100年に1度程度の災害想定を元に予想されたものです。その線の外だからといって安全な保証はどこにも無いのです。交差点で青信号だから確実に安全だと言い切れないことと同じことです。ハザードマップは災害の時に参考になる情報である事に間違いはありませんが、それはあくまでも想定でそれ以上の災害も起こりえるという事を情報として一緒に伝えないと、逆にハザードマップが殺人凶器となりえる事もあるのです。

実際に東日本大震災のあと地震の想定は多く見直されました。それぞれの地域でハザードマップも整備されてきています。しかしながら想定を超える大雨や洪水はいつどこで起こるかわかりません。ハザードマップをまずは確認することも大切ですが、それを超える災害が来るかもしれないということを必ず頭にいれておき、「災害があればここに逃げる」「それでも危なそうな時はここに逃げる」というように常に複数の選択肢を事前に頭の中でシミュレーションしておく事が重要でしょう。しかしながら、たとえ最善を尽くしても助からない事があるのが災害です。こんな事を言うと、どうせハザードマップを知っていても確実に助からないなら同じだとあきらめてはいけません。あなたが生き残る事で助かる人も大勢います。1人でも多くの人が災害なんかで死なずに生き残る可能性を高めることが防災教育の原点だと考えています。

参考に、ハザードマップで示された地域の現在の上空からの写真です。山以外殆どが津波の被害にあっている事がわかります。(紫アイコンはございしょの里)
map03

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1、治水の想定外から命を守る

【治水】とは、洪水・高潮などの水害や、地すべり・土石流・急傾斜地崩壊などの土砂災害から人間の生命・財産・生活を防御するために行う事業を指し、具体的には、堤防・護岸・ダム・放水路・遊水池などの整備や、河川流路の付け替え、河道浚渫による流量確保、氾濫原における人間活動の制限、などが含まれる。 (ウィキペディア)

水を治めると書く治水という言葉。英語ではFlood Controlと書きます。逆翻訳すると洪水調整でしょうか、しかしながら、日本語において治水とは洪水の調整だけにとどまらず、水を資源として利用するための制御をする利水、さらには土砂災害を防ぐ砂防、森林を保安する治山を包括的に含む言葉なのです。

日本を含め多くの国や都市において、治水は災害を防ぐために重要だとされてきました。なぜなら多くの文明社会は川の氾濫によって作られた沖積平野(ちゅうせきへいや)によって営まれてきているからです。当然に日本も例外ではありません。洪水被害を受けて当然の地域なので治水と文明社会は切り離せないものなのです。

日本の治水の歴史は弥生時代に遡るといわれています。今日に至るまでに災害で多くの犠牲者を出したものの、時代の流れ文明の進歩と供に治水も進歩してきました。そして今日においては100年に1度の災害にも耐えうる想定での治水が施され、水害は全国一律で少なくなりました。これは人々にとって安心して暮らす事ができて幸せな事です。しかし、その反面失われてしまった事もあります。

昔は今と比べて治水が脆弱でしたから、雨が続いたり台風が来たりして川の水かさが増えると小規模な水害が多くありました。なので、その地域に住む住民は「この川が氾濫するとこの地域は水に浸かる」だとか、「あの川の近くには家を建てないほうがいい」というように、防災に関するその地域固有の情報や知恵を住民は共有していました。さらには小規模な水害であれば住民同士で協力をしあって土嚢を積んでなんとか防ぐ事ができたりもしました。地域で連帯して協力しあって災害を乗り切る連帯意識や共同体意識が当時はあったのです。しかしながら、治水が進歩するにつれて、川には大きな堤防が出来て100年に1度の増水にも耐えられるようになりました。そうして住民たちが元々持っていた災害に備える知恵を失い、連帯意識も失われていきました。

こうして人々は100年に1度の災害に対応できる治水設備を得る代わりに想定外の災害に対する対応するだけの知恵も共同体として助け合う能力も失ってしまいました。

そこに襲いかかるのが100年に一度の確率を超える災害、想定外の災害です。

東日本大震災もまさしくそういう状況の中で起こりました。

そして自然の猛威はさらに防災意識の弱った人々容赦なくを襲ってきます。2000年頃から地球温暖化による海水温度の上昇の影響により、日本においても水害の状況が変ってきました。台風の大型化、ゲリラ豪雨の増加など、明らかに本来であればもっと南の地域で起こるような大雨が増えてきました。日々のニュースでも大雨や洪水による被害のニュースも増えてきており、多くの犠牲者、被災者、経済的損失を出してしまいました。いずれも想定を超えた大雨に100年に1度の確率で防げるはずの治水がおいつかなくなってきた事がうかがえます。

当然ながら想定をもっと厳しいものに変える必要がありますが、想定の見直しと河川の工事には莫大な費用と多くの時間がかかります。しかし自然は待ってはくれません。今私たちに必要な事は現在の治水の想定がすでに100年に1度の災害を防げるものではなく、いつ想定外の大雨や洪水が起こるかわからないという事を認識して、命を守る知恵を身につけ地域の人たちと共同して命を守る事なのです。

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【台風が来たとき】

【やさしい日本語(にほんご)をつかった防災(ぼうさい)のお知(し)らせ】
大阪(おおさか)に 台風(たいふう)が 来(き)た とき
(鶴見区役所 地域活動支援課 地域活動支援グループ)
http://www.city.osaka.lg.jp/tsurumi/page/0000269205.html

地域での防災の取り組み事例としてリンクさせていただきました。
ぜひご参考にしてください!

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【家庭の防災の日のすすめ】

私達、大阪府防災教育振興協会では「家庭の防災の日」の普及運動を進めてまいります。
毎月11日は「家庭の防災の日」として 家族で話し合いましょう。

地震は いつ起こるかわかりませんが、日ごろからの備えが いざという時に最も大切です。あなたがもし大地震に遭遇した場合でも 日頃からの備えがあれば被害を軽減できるはずです。
先ずは「自らの命は 自らで守る」という意識改革が重要です。

それには 家族で地震など防災に付いて話し合う機会を多く作る事が大切になります。
毎月11日は「家庭の防災の日」として個別に決め地震などの自然災害について話し合うキッカケにして下さい。

先ずは これをご覧になられた方は 各家庭内で次の様な事について話し合ってみて下さい。

① 日常通る道、例えば通学路など危険な箇所がないか又は地震の時に注意する場所などをチェックする。
「危険箇所」の予測訓練。

② もしも大地震発生した場合、時間帯別に家族はどの様な行動をとり何処で待ち合わせするかなどを確認する。
「避難場所確認」の実施。

③ 家庭内にある備蓄品を点検し食料品など賞味期限切れ前に家族で食べて 予めどの様な物であるか体験する。
「循環備蓄」の実施。

④ お住まいの地域の防災計画はどの様な計画であるかや自治会等の備蓄品は何処にどれだけ在るかを確認する。
「地域防災」の確認。

⑤ その他、非常時の家庭内の問題を見つけ その解決方法を話し合う。
「個別問題」の解決。

上記以外でも 地域、環境により様々な問題があると思いますが、家庭内での防災意識を強化する事により「災害時」あなたの家族の被害は軽減できるはずです。
繰り返し申し上げでますが 地震は 突然起こります。
先ずは日頃の意識の中で「自らの命は 自ら守る」という厳しい現実がある事を いつも心のどこかに留めて置く必要があると私達は考えます。

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【防災雑記 その4 (首都直下型被害想定)】

〈政府最新発表〉
19タイプのシュミレーションの最大値
30年内に70%確率
震度 7、M7.4
被害死者2万3千人
火災死者1万6千人
被害総額95兆円、
帰宅困難者800万人
被災者720万人
家屋被害61万棟
火災被害42万棟
エレベーター閉じ込め1万6千人
木造密集エリア通電火災

* この数字は本当だろうか?
被害が少ない事は祈る思いです。
ただし想定を少なくみて安心する事はゆるされない。
また、想定外ですまされる問題ではない。
一人一人の命の問題です。
想定は想定であって現実ではない!
少なくてもこの被害想定を疑って私達は準備をしなければならない!

大阪府では 東南海地震の被害想定は13万人の死者想定。
原発でもそうだった!それで想定外でしたと平気言う。甘い想定は犠牲者を増やすだけだけである。
過去の歴史に学び、その最大値以上を想定し始めて準備をした事になる。
今、この想定をつくった者を責めても仕方ない。
自分達の手で被害を減らすしかないと私達はおもいます!

〈 地震確率予想〉
震度6弱以上30年内に
東京都庁46%
千葉市85%
横浜市81%
静岡市66%
津市70%
防災科学技術研究所ホームページ参考にする。ハザードステーション。
国土地理院で古地図検索。
しかし、活断層型を確率にプラスする必要がある。

〈注意事項〉
* 電信柱などダメ地下埋設が理想。地震の時凶器になる。通電火災二次被害。

* 家庭で「防災の日」を決め防災訓練食の進め年一回または数回家族で食べる。
非常食を回転させ廃棄物を減らす。回転備蓄の進め!

* 分散備蓄と循環備蓄(回転備蓄)の普及。常時使う物をストックを多めにするのが循環備蓄である。

* 次の関東大震災クラスがおきた場合の出火予測1400ヶ所

* 神奈川県倒壊予測家屋40万棟

* 次の首都圏直下型大地震が起きた場合、建物被害だけでも阪神淡路大地震をはるかに上回る事が予測される。整備を急がねばならない!

〈西村たくや京大教授〉
* 今の状況
房総半島冲は9mのひずみ圧縮
年に北西に3cm~4cm移動
土地隆起は注意。
海岸線の切り立った岩を調査。
房総半島の何段も隆起16回記録されている。
房総半島沖9Mの移動歪み。
マグニチュード8以上。
津波。
プレート境界。
多用な地震タイプ

* とにかく今は 千葉県房総半島沖が危険!
アスペリティが溜まっている!

* 神奈川県、愛知県、三重県など静岡県に比べ危機感の薄い地域が津波や家屋倒壊による圧死者など人的被害が拡大する恐れがある。「東京は多方面への影響も大きく全ての機能が東京に集中している今、世界的影響も考えると身の毛がよだつ!」

〈 東海地震の場合 〉
阪神淡路大地震と東日本大震災が合わさった揺れと考えられ、津波到達時間が東日本大震災より短時間で早い所では5分位で到達すると考えられている。

〈鎌田ひろき京大教授〉
* 地球上では マグニチュード9クラスは 過去100年に9回あり、
間違い無く近くの「火山噴火」を伴う。
京都大学 の調査
火山研究
縄文噴火、貞永噴火、宝永噴火

* 日本の活火山47。近くで地震があれば爆発。
活火山の多い九州や富士山の注意が必要。

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【防災雑記 その3(東日本大震災)】

【東日本大震災】2011.3.11

震度 7 マグニチュード9.0
プレート境界型地震
死者15,883人
(水死14,308人、圧死667人、焼死145人、不祥660人)
不明者2,652人
負傷者6,149人
避難者274,088人
全壊家屋126,771棟
(ほとんど津波による)
半壊家屋272,424棟
浸水家屋13,570棟

* 実に犠牲者の1/3が避難所で亡くなっている事実は今後の地域防災を考える上で見直しをしなければならない点である!

* 上記の阪神淡路大地震と東日本大震災の数字の比較から東日本大震災は地震による直接的な倒壊は少ない。 「釜石の奇跡やシムル島のスモンの教え」などの防災教育が普及していれば、人的被害は1/10に間逃れたはずである。悔やまれる!
「津波死者0人」を目指す!

* 東日本大震災の悲劇
釜石市鵜住居(うのすまい)防災センターの悲劇で200人死亡。実際は非難場所ではなかった。2次的避難所を勘違いしていた。
「情報の徹底をする」

* 名取市など多くの地区で防災無線など地震の揺れで壊れ 鳴らない状態であった。

* 避難所に 避難しても全員危機感ない状態であった。

* 名取市ゆりあげ町 昭和8年の碑があった。
想定できないはずは無い、過去の事実を知らせて無いだけ!
「地震があったら津波の用心」の碑。
時の経過で 人は忘れてしまう!

* 名取川渦の様なもの→津波の直前。川底が見えた。

* 車の避難は本当に危険だ!
トレーナー、トラックなどの積載物が道をふさぐ、事故多発で道が塞がれている。渋滞→逃げ送れ。

* 渋滞の車、(グリッドロック)
声がけして回るが ドライバー反応なし、津波警報出ても信じない。

* 黒い煙で町がやられてる。
火事のように見える。
煙が近づいてくる。

* 人は自分の目でみるまで信じない!

* 何から何まで流れてくる。
人が流れてくる。
流れてくる人、あきらめた様子で 助けると言っても拒否される。
歩道橋の上から五人がかりでやっと 一人を津波から引き上げれた。

* 寝たきりの人、6人がかりで避難した。担架など無い時は それだけの人手がいる。布団ごとの避難又は身一つ。

* 津波で生死わけたのは より高いとこに逃げた。「階段一段の差が生死を分けた」ケースも多くあった。

* 「津波、洪水、土石流、など水がからむ災害は垂直移動(近くの山、強固な建造物)が効果的」

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【防災雑記その2(阪神淡路大震災)】

【阪神淡路大地震】1995.1.17
震度 7、マグニチュード7.3
直下型活断層型地震
死者6,434人
(家具など約600人.ほとんど圧死)
(遺体検証の結果 約2千5百人が圧死による即死)
不明者3人
負傷者43,792人
避難者316,678人
全壊家屋104,906棟
半壊家屋144,274棟
一部損壊390,506棟
全焼家屋7,036棟
道路被害7,245箇所
橋梁被害330箇所
河川被害774箇所
崖崩れ347箇所

* 瓦礫からの「救助者の実に9割以上が地域住民で救助」した。
自衛隊、消防、警察など公的機関関係者での救助は数%であった。
改めて地域コミュニティの重要性を知る数値だ!

* 私の体験ですが、余震で半壊家屋が徐々に崩れ危険な救助活動であった!

* 活断層型の地震は 瞬間的な揺れ(約20秒)であり、地震のエネルギーを表すマグニチュードはプレート境界型地震より小さいが、瞬間的に力が加わるので構造物の被害が大きくなる。
プレート境界型は長く揺れ、力がある面分散されると考えられる。

* 活断層は全国どこでもあり、
この危険性を秘めて居る!

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【防災雑記その1(関東大震災)】

【 関東大震災】1923.9.1

震度 7 、マグニチュード7.8
直下型プレート境界型地震。
当時の東京市人口約240万人。
10万5千人死者行方不明。
火災による死者は9割。
(未だに調査結果に誤差)
全壊家屋10万9千戸
全焼家屋21万2千戸
被災者190万人
134個所出火
津波10m
被災地域:
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、静岡県、山梨県、長野県以上10都県。特に東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡、茨城など広範囲にわたり被害が大きく関東大震災といわれるゆえんである。

* 土砂崩れ、山崩れ、土石流多数あったが混乱が大きく正確な数字は把握しきれてい無い。
政府首脳全員死亡や東京市が水没したなどデマが多発した。
また、それに伴い犯罪も多発し有名な幾つもの事件がある。
同時に報道機関も麻痺。
「首都圏機能壊滅」
悪い事に同年8月24日加藤友三郎首相死亡のために内田康哉首相代理。
* 戒厳令発動。

* 東京市の被害がいつも大きく取り上げられるが、実は神奈川県の方が揺れ、津波、山崩れ、土石流の被害が大きかったと思われる。現在は当時に比べ人口が急増している。従って東京都は当然ながら「神奈川県、千葉県、埼玉県の被害が拡大」する。
* 要注意である。
現在、同規模の直下型地震が起きると「関東大震災」を上回る災害が想像できる。
今の政府の想定をはるかに上回る混乱と被害が起こる可能が高い。
地理的要因で関東には大地震は必ずくる!
「インフラ整備と地域コミュニティの再構築」しか被害の軽減化を計れない。

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【災害時逃げ遅れの原因】

人は集団でいる場合得てして逃げ遅れて多くの尊い人命を喪うことがあります。

過去の様々な災害で その災害に遭遇された方々から行動調査した結果、三つの要因から「逃げ遅れる」ことが判明しております。
その三つの心理状態を分析すると以下の様になります。

1)正常性バイアス
ストレス回避のために  異常があっても正常だと思おうとする力が働く。

2)同調バイアス
他人と同じ行動することでの安心感を持ってしまう。

3)愛他行動
他人を助けようとする行動。

以上三点が逃げ遅れの原因です。
また私達、日本人にとって子供の頃からのすり込みで「逃げる≒卑怯者」どうやら その様な心理が 緊急時にも無意識に働き「逃げ遅れ」て亡くなるケースが多くあります。
「釜石の奇跡」片田教授の津波避難の教えでもある「率先避難者たれ」は集団でいる時はかえって勇気のいる行動であります。数度の無駄があっても危険な事から逃げる習慣が必要ではないてしょうか。また社会の慣習としても率先避難者は勇気ある行動として讃えるべきであります。
この習慣が「自らの命は自らで守る」ことに繋がります。
特に火災や地震、集中豪雨、竜巻など天災に遭遇した場合などその心がけが必要です。
無駄と思っても「何か違和感を感じたら」逃げる習慣をつけましょう。
滅多に無い「本当の危機」に「逃げ遅れ」て尊い人命を失う事こそ無駄であると私は思います。
集団でいるときに災害に遭遇した場合に上記の三つの要因で「逃げ遅れる」ことがあることを忘れないで下さい。

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